背中・腰の症状

腰をかがめると痛い、背中の痛みで寝返りがつらい、お尻から脚まで痛みやしびれがある。背中・腰の症状は、痛む場所や広がり、困る動作によって確認することが異なります。桜台わいわい整形外科では、日常生活での困りごとを伺い、診察のうえで必要な検査や治療を考えます。

突然、手足がしびれたり片側に力が入らなくなったりした場合、胸や背中に急な激痛・息苦しさがある場合は、119へ連絡してください。腰や脚の症状とともに尿・便や股の感覚が新たに変わった場合も、通常の予約を待たず救急での評価が必要です。

このような症状はありませんか?

よくあるご相談

  • 腰が痛い
    腰の中央や左右に痛みがあります。
  • 背中・肩甲骨の周りが痛い
    背中や肩甲骨の間・内側あたりが痛みます。
  • かがむ・立つと腰が痛い
    前かがみになる、立ち上がるなどで腰が痛みます。
  • お尻が痛い
    お尻の中央や片側に痛みを感じます。
  • お尻から脚にかけて痛い
    お尻とともに、太ももやふくらはぎなどにも痛みを感じます。
  • 腰の痛みと脚のしびれ
    腰の痛みと、脚や足のピリピリ感・感覚の鈍さが一緒にあります。
  • 歩くと脚が痛く、休むと楽
    歩くと脚が痛くなり、休むと軽くなることを繰り返します。

このような変化もご相談ください

  • 寝返りで背中・腰が痛い
    寝返りを打つと背中や腰が痛みます。
  • 背中が曲がってきた
    背中の丸まりや姿勢の変化が気になる状態です。

受診を急ぐ症状・早めに相談したい症状

普段と違う症状や、急に悪くなる変化に注意してください。以下は目安です。複数の症状がすべてそろうまで待つ必要はありません。

今すぐ救急での評価が必要なとき

  • 突然の手足のしびれ、片側の脱力は、いったん治まっても119へ連絡してください。
  • 胸や背中の突然の激痛、胸を圧迫されるような痛み、急な息苦しさがある場合も119を優先してください。
  • 腰や脚の症状に加えて、新しく尿が出ない・漏れる、便をコントロールしにくい、股の間の感覚が鈍いなどの変化がある場合。
  • 急に脚に力が入らない、急速に脱力が進んで歩けない、両脚に新しいしびれや脱力が出た場合。
  • 大きな事故や転落後の強い背中・腰の痛み、明らかな変形、骨が見える傷や止まらない出血、手足が白い・冷たい・感覚がない状態。
  • 首の硬さに強い頭痛、発熱、意識の変化などを伴う場合。意識がはっきりしないときは119へ連絡してください。

救急評価が必要な状態で安全に移動できない場合や、全身状態が悪い場合は119を利用し、無理に運転しないでください。

当日中の評価を優先したいとき

  • 発熱や悪寒を伴う強い背中・腰の痛み。発熱がなくても、急に熱をもった腫れや赤み、強い痛みが出た場合は当日中に相談してください。意識の変化や息苦しさなど全身状態の悪化があれば救急対応を優先します。
  • 突然の発症ではなくても、しびれ、力の入りにくさ、手先の使いにくさや歩きにくさが短い間に明らかに悪くなる場合。急な脱力・歩行不能は上の救急の目安を優先してください。
  • 脚の付け根に痛むふくらみがある場合や、付け根の症状に腹痛・吐き気・嘔吐を伴う場合は、整形外科だけの問題と決めず当日中に医療機関へ相談してください。突然の激しい腹痛や、強い腹痛が続く場合は119へ連絡してください。

早めに受診したいとき

腰の痛みと脚のしびれが続く、歩くと脚が痛くなって休むと楽になる、手先の動作や歩き方が徐々に変わってきた場合は、早めに受診してください。徐々に進む変化を、すべて「当日受診」とするものではありません。

安静にしていても悪化する痛み、続く夜間痛、大きくなるふくらみ、理由の分からない体重減少がある場合も相談を先延ばしにしないでください。急速な悪化や強い全身症状があれば当日の評価を優先します。夜に痛むという特徴だけで救急受診が必要とは限りません。

当日の評価が必要な場合は、今から受診先へ相談してください。当院が休診の場合も、診療開始を待たず、その時に受診できる医療機関へ相談してください。

背中・腰の痛みと、日常の動作

腰の痛みには、筋肉や関節への負担、骨や椎間板の変化など、さまざまな背景があります。かがむ、立ち上がる、寝返りを打つといった動作は、診察で状態を知る手がかりになりますが、その動作だけで原因は決まりません。痛みを確かめるために無理に同じ動きを繰り返す必要はありません。

いつから、どの場所が痛いか、きっかけや楽な姿勢、仕事・家事への影響をお聞かせください。転倒の有無に加え、軽い動作の後から新しい痛みが出た場合もお伝えください。

肩甲骨の周りの痛みが首から続く方は「首の症状を見る」、肩を動かすことが主な困りごとの方は「肩の症状を見る」も参考にできます。これらは読む場所を選ぶための案内で、原因を決めるものではありません。

お尻や脚の痛み・しびれがあるとき

腰やお尻から脚へ痛みやしびれが広がる場合は、腰の神経との関係も確認します。「坐骨神経痛」は、お尻から脚にかけての痛みなどを表す呼び方で、原因を一つに決める病名ではありません。

お尻の中央が痛む、腰から続く、脚にも広がるといった場合や、お尻の痛みをうまく説明できない場合は、このページを相談の入口にできます。一方、お尻の外側が痛く、脚の付け根や股関節を動かすこととの関係が強い方は「股関節・足の付け根の症状を見る」も参考にしてください。

歩くと痛み、休むと楽になる症状には、腰以外の背景もあります。この特徴だけで腰の病気と判断せず、診察で歩ける距離、痛む場所、しびれや力の入り方などを確認します。脚全体が気になり場所を絞れない場合も、そのままご相談ください。

足裏や足先だけの症状が中心なら「足・足首・足指の症状を見る」も候補です。急な変化があるときは、別ページを探すより受診の目安を優先してください。

考えられる主な病気

以下は症状の背景として確認する病気の例です。似た症状があっても、これらの病気とは限りません。

腰椎椎間板ヘルニア

腰の骨と骨の間にある椎間板の一部が飛び出し、神経に影響すると、腰やお尻の痛み、脚のしびれや力の入りにくさが出ることがあります。症状の場所や神経の働き、必要に応じた画像検査を合わせて確認します。画像に変化があるだけで、痛みの原因と決めることはできません。

腰部脊柱管狭窄症

腰の神経が通る空間が狭くなり、神経に影響する病気です。立つ・歩くとお尻や脚が痛んだりしびれたりし、休むと軽くなることがあります。ただし、この経過だけで診断はできません。腰痛の強さだけでなく、歩行や日常生活への影響も確認します。

変形性腰椎症

年齢とともに腰の椎間板や関節、骨の形が変化する状態です。腰の痛みや動かしにくさに関係することがありますが、変化があっても痛まない方もいます。レントゲンの所見だけで判断せず、痛む場面や診察での所見との関係をみます。

脊椎圧迫骨折

背骨の一部がつぶれるように骨折する状態で、背中・腰の痛みや姿勢の変化につながることがあります。骨が弱くなっている場合は、大きな転倒がなくても起こります。寝返りや起き上がりで新しい痛みが続く場合などは、単なる筋肉痛と決めず、診察で確認します。

スポーツや成長、骨の健康に関係する相談

腰椎分離症は、繰り返す運動負荷によって腰の骨の一部に負担がかかる病気です。腰の痛みに加えて投球や反復運動の背景があり、競技との関係を知りたい方は「腰椎分離症について詳しく見る」も参考にしてください。

お子さんの背中の形が気になり、成長や健診について保護者として相談したい場合は、背骨が横に曲がり、ねじれを伴う脊柱側弯症について確認することもあります。背中の丸まりをすべて同じ病気とせず、「小児の脊柱側弯症について詳しく見る」をご覧いただけます。

背中の姿勢の変化とともに骨密度や骨の健康について知りたい方には「骨粗しょう症の検査・治療について」をご案内します。骨粗しょう症は骨が弱くなり骨折しやすくなる病気ですが、背中の形だけでは判断できません。

診察・検査で確認すること

痛みの経過、転倒や運動との関係、日常生活で困ることを伺います。姿勢や動作に加え、必要に応じて脚の筋力、感覚、神経の反応を確認し、腰以外の部位との関係もみます。

レントゲンは骨の形や並び、骨折などを確認する手がかりになります。一方、神経や椎間板の状態はレントゲンだけでは十分に分からないことがあります。診察の結果、必要に応じて連携医療機関でのMRIを検討します。すべての腰痛で同じ検査を行うわけではありません。

治療とリハビリテーションについて

原因や痛みの強さ、神経症状、生活への影響によって治療は異なります。負担のかかり方の調整、薬、必要に応じた装具などを検討し、専門的な評価や治療が必要な場合は連携医療機関への紹介を考えます。背中・腰が痛いという理由だけで、同じ体操や治療を勧めることはありません。

リハビリテーション

診察で運動を行ってよい状態かを確認したうえで、必要に応じて理学療法士による運動器リハビリテーションを検討します。動作や負担を見直し、その方の状態に合わせて進めます。骨折などの確認が必要な痛みを、運動だけで様子を見ることは避けてください。

診察後・治療中のリハビリや、利用の流れを知りたい方へ:「リハビリテーションのご案内」

別の場所や相談目的から探したい方へ

腰から広がる症状ではなく、次の場所に限った症状が中心の場合は、それぞれのページも参考にできます。

競技への復帰や運動負荷について相談したい方には「スポーツ外傷・障害のご案内」、成長や健診、普段の動きについて保護者として相談したい方には「小児整形外科のご案内」があります。年齢や競技を問わず、この背中・腰のページからもご相談いただけます。

交通事故後、仕事中・通勤中のけがの受診手順を知りたい方へ:「交通事故・労災での受診について」

よくあるご質問

腰痛でも整形外科で相談できますか?

はい。痛む動作や経過を伺い、骨・関節や神経の状態などを確認します。背中・腰以外の評価が必要と考えられる場合も含め、相談先を検討します。急な脱力や尿・便の変化などがあれば、通常の予約を待たないでください。

脚のしびれも腰から来ることがありますか?

腰の神経の影響で脚がしびれることはありますが、脚や足の別の場所に原因がある場合もあります。腰痛があるかどうかだけでは判断できません。しびれる範囲、始まった時期、力の入りにくさもお伝えください。

坐骨神経痛と言われたら、原因は決まっていますか?

決まっているとは限りません。お尻から脚にかけての痛みなどを表す呼び方で、背景となる原因は診察や必要な検査で確認します。以前そう言われた方も、新しく出た症状や変化をお伝えください。

レントゲンとMRIは何が違いますか?

レントゲンは骨の形や並びを、MRIは椎間板や神経なども含めて確認する検査です。それぞれ得意なことが異なるため、診察の結果から必要性を判断します。MRIは必要に応じて連携医療機関で検討します。

圧迫骨折は転倒していなくても起こりますか?

骨が弱くなっている場合には、日常の軽い負担で起こることがあります。転んでいないから骨折ではないとは言い切れません。新しく始まった痛みや寝返りのつらさが続く場合はご相談ください。

受診のご案内

痛みの場所や原因が分からなくても構いません。いつから、どのような動きで困るか、脚への広がりや変化も含めてお聞かせください。

通常の受診方法を知りたい方へ:「予約・受診方法を確認する」

気になる場所を選び直したい方へ:「症状・部位から選び直す」

救急の目安に当てはまる場合は、通常の予約や当院の診療開始を待たず、救急での対応を優先してください。